人気上昇中のアーティストは、日本のアイドル歌手をみても明らかなように輝いてみえるものです。ローラも大ヒット『グロリア』の頃はイモ臭さが感じられましたが、アルバムも3枚目ともなると随分洗練されています。本格的なポップ・シンガーとして期待大。「CDジャーナル」

 ・ amazon : Laura Branigan 02. Self Control (1984)

ローラ・ブラニガンという人はその美人顔とルックスからなんとなく線が細そうに思ってしまうが、どうしてどうして味のあるアルバムを提供する人だ。中低域を中心とした張りのある歌声も素晴らしいけれども、彼女独特の魅力に、その得意声域からシャウト気味のパートや高音域パートへのつながりにふと現れるギャップがある。巧まざるこの微妙な声の揺らぎにはっとするようなセクシーさ、彼女の体温を感じることができるだろう。#1「Lucky One」や#2「Self Control」といった代表曲を聴くと分かるようにちょっと緊張感が高い曲やパートにそんな魅力がにじみ出るのだが、それ以外でも真摯に歌いこんだ彼女のスタイルは好感が持て、聴き込むにつれ彼女が歌声に込めた情感の深さが見えてくる作品だ。(さいのじ)

 ・ Spotify : Laura Branigan 02. Self Control (1984)

ディスク:1
1. Lucky One The / Uncommon Love An
2. Self Control
3. Ti Amo
4. Heart
5. Love Me Tomorrow
6. Satisfaction
7. Silent Partners
8. Breakin Out
9. Take Me
10. Every Beat Of My Heart