「セルフ・コントロール」を初めとする数々のヒットで親しまれている女性シンガーが、3年ぶりに、しかも新しい門出を心するかのように取り組んでいる。売れっ子コンポーザーを揃えて、持ち味であるところの伸び伸びとした歌声を力いっぱい披露する。「CDジャーナル」

 ・ amazon : Laura Branigan 04. Laura Branigan (1990)

ローラには皮肉なジンクスのようなものがあって、それは「先に歌ったのはローラのほうなのに、後から同じ曲をカヴァーした、他のアーティストにヒットを奪われる」というものだ。
Turn The Beat Aroundは、後発のグロリア・エステファンの単調なラテン・ヴァージョンがヒットし、Power Of Loveはセリーヌ・ディオンのくどいヴァージョンのほうがヒットした。どちらもローラのほうが数年先にカヴァーし、リリースもされていたのだけれど。
ひいき目で見なくても、ローラのヴァージョンのほうがソウルフルで、良く出来ていたから、ちゃんとプローモーションをしなかったレコード会社の責任は大だ。
今のローラにはラス・ヴェガスでディナーショーをやるのが専門みたいなイメージがあるかも知れないけれど、このアルバムはダンス・チューン、ポップ(特にReverse Psycologyが最高にキュート)が満載で、バラードにしてもあくびの出るようなものは一つもありません。
ポップス・ファンの方は騙されたと思って聴いてみてください。きっとローラのエネルギーに圧倒されるはず。(Sydney)

 ・ Spotify : Laura Branigan 04. Laura Branigan (1990)

ディスク:1
1. 月あかりに濡れて
2. バッド・アティテュード
3. ネヴァー・イン・ア・ミリオン・イヤーズ
4. スモーク・スクリーン
5. レット・ミー・イン
6. ターン・ザ・ビート・アラウンド
7. ユニソン
8. ノー・プロミス,ノー・ギャランティー
9. リヴァース・サイコロジー
10. ザ・ベスト・ワズ・イェット・トゥ・カム